カンタキサンチン

最終更新: 2026年03月20日 | 出典: FFCR 令和7年8月版 / FDA 2026年2月版

Canthaxanthin

EUで食品への使用が未認可のカロテノイド色素

用途: 着色料 INS: 161g CAS: 514-78-3

この添加物が含まれる食品

カニカマ(カニ風味かまぼこ)寿司ネタ用の着色魚介養殖サーモンの身の色(飼料由来)卵の黄身の色(飼料由来)

商品により使用の有無は異なります。成分表示を確認してください。

国別規制ステータス

🇯🇵 日本 認可
🇪🇺 EU 未認可
🇺🇸 米国 認可

カンタキサンチン — 要点

記事・レポートでの引用にご利用ください。

  • カンタキサンチン(Canthaxanthin)は日本では認可されている食品添加物。主な用途は着色料。
  • EU: 未認可、米国: 認可
  • 含まれる食品例: カニカマ(カニ風味かまぼこ)、寿司ネタ用の着色魚介、養殖サーモンの身の色(飼料由来)、卵の黄身の色(飼料由来)など。

カンタキサンチンはカロテノイド系の赤橙色色素。動物飼料への添加は国際的に認められているが、EUでは食品添加物としては未認可。日本と米国では食品用途で認可されている。

なぜ海外で禁止・規制されているのか

EUではかつて日焼け用サプリメントとして使用された際に、高用量で網膜に結晶が沈着する「カンタキサンチン網膜症」が報告された。これを受けて食品添加物としての使用は未認可だが、家禽飼料への添加(卵黄の着色)は認められている。

健康上の懸念

高用量で網膜に結晶が沈着する可能性。食品からの通常摂取量ではリスクは極めて低い。

日本の立場

既存添加物として認可。天然に存在するカロテノイド色素として安全性が認められている。

規制の経緯

1969 米国で食品着色料として認可
1980s 日焼けサプリメントによる網膜障害が報告
現在 EUは食品への使用を未認可。日本・米国は認可継続

カンタキサンチンは本当に危険なのか?

ネット上には「危険」「安全」の両方の主張がありますが、ここでは公的機関の評価のみをまとめます。

研究で指摘されている懸念

高用量で網膜に結晶が沈着する可能性。食品からの通常摂取量ではリスクは極めて低い。

結論: 科学的評価は各国の規制機関によって異なります。 EUでは未認可ですが、これは安全性評価が完了していないことを意味し、必ずしも危険とは限りません。 不安な場合は商品の原材料表示を確認し、避けることも一つの選択肢です。

カンタキサンチンに関するよくある質問

カンタキサンチンは安全ですか?

カンタキサンチンは日本では食品添加物として認可されていますが、EUでは未認可されています。各国の規制基準は異なるため、一概に安全・危険とは言えません。

カンタキサンチンはどんな食品に入っていますか?

カンタキサンチンは主に着色料としてさまざまな加工食品に使用されています。商品の原材料表示で確認できます。

カンタキサンチンを避けるにはどうすればいいですか?

カンタキサンチンを避けたい場合は、商品の原材料表示を確認してください。「カンタキサンチン」または同義の名称で記載されています。無添加や有機認証の製品を選ぶことも一つの方法です。

出典: FFCR(令和7年8月25日版)、EU Regulation (EC) No 1333/2008、FDA 21 CFR、EFSA Scientific Opinions、食品安全委員会評価書
分析: LivData独自クロスリファレンス。