食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキ

最終更新: 2026年03月20日 | 出典: FFCR 令和7年8月版 / FDA 2026年2月版

Food Red No.3 (Erythrosine) and its Aluminum Lake

2025年に米国FDAが認可取消 — 日本では今も使用中

INS: 127,- CAS: 16423-68-0

この添加物が含まれる食品

さくらんぼの缶詰(シロップ漬け)フルーツカクテル缶かまぼこ紅しょうが福神漬けミニケーキ・焼き菓子

商品により使用の有無は異なります。成分表示を確認してください。

国別規制ステータス

🇯🇵 日本 認可
🇪🇺 EU 認可
🇺🇸 米国 禁止

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキ — 要点

記事・レポートでの引用にご利用ください。

  • 食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキ(Food Red No.3 (Erythrosine) and its Aluminum Lake)は日本では認可されている食品添加物。
  • EU: 認可、米国: 禁止
  • 含まれる食品例: さくらんぼの缶詰(シロップ漬け)、フルーツカクテル缶、かまぼこ、紅しょうがなど。
  • IARC(国際がん研究機関)分類: 分類なし
  • ADI(許容一日摂取量): 日本: 0.1 mg/kg 体重/日

赤色3号(エリスロシン)は鮮やかなピンク〜赤色の合成着色料。米国FDAが2025年1月に甲状腺腫瘍のリスクを理由に認可を取り消した。EU・日本では現在も認可されている。

なぜ海外で禁止・規制されているのか

米国FDAは2025年1月、動物実験で発がん性が確認された添加物は禁止するという法律条項に基づき認可を取り消した。ラットの実験で甲状腺腫瘍が確認されたことが理由。ただし、この腫瘍はラット特有のメカニズムによるもので、人への外挿性には議論がある。

健康上の懸念

高用量でラットの甲状腺腫瘍を引き起こすことが確認されている。ただし、これはラットに特有の甲状腺ホルモン代謝経路によるものとされ、人での発がん性リスクは現時点で確認されていない。

IARC分類: 分類なし

ADI(許容一日摂取量): 日本: 0.1 mg/kg 体重/日

日本の立場

食品安全委員会は「ラットの甲状腺腫瘍は種特異的なメカニズムによるもので、ヒトへの外挿性は低い」との評価。認可を継続している。

規制の経緯

1907 米国で食品着色料として認可
1990 米国FDAが化粧品・外用医薬品への使用を禁止(食品は継続)
2022 消費者団体がFDAに食品使用の禁止を請願
2025/1 米国FDAが食品使用認可を取消。2027年1月までに市場から撤去
現在 日本・EUは認可継続

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキは本当に危険なのか?

ネット上には「危険」「安全」の両方の主張がありますが、ここでは公的機関の評価のみをまとめます。

国際がん研究機関(IARC) 分類なし

IARCの分類は「発がん性の証拠の強さ」を示すもので、リスクの大きさではありません。グループ2Bには漬物やアロエベラも含まれます。

許容一日摂取量(ADI) 日本: 0.1 mg/kg 体重/日

ADIはこの量以下なら毎日一生摂取しても健康に影響がないとされる基準値です。

研究で指摘されている懸念

高用量でラットの甲状腺腫瘍を引き起こすことが確認されている。ただし、これはラットに特有の甲状腺ホルモン代謝経路によるものとされ、人での発がん性リスクは現時点で確認されていない。

結論: 科学的評価は各国の規制機関によって異なります。 EUでは未認可ですが、これは安全性評価が完了していないことを意味し、必ずしも危険とは限りません。 不安な場合は商品の原材料表示を確認し、避けることも一つの選択肢です。

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキに関するよくある質問

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキは安全ですか?

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキは日本では食品添加物として認可されていますが、EUでは制限、米国でも禁止されています。各国の規制基準は異なるため、一概に安全・危険とは言えません。

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキはどんな食品に入っていますか?

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキはさまざまな加工食品に使用されています。商品の原材料表示で確認できます。

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキを避けるにはどうすればいいですか?

食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキを避けたい場合は、商品の原材料表示を確認してください。「食用赤色3号及びそのアルミニウムレーキ」または同義の名称で記載されています。無添加や有機認証の製品を選ぶことも一つの方法です。

出典: FFCR(令和7年8月25日版)、EU Regulation (EC) No 1333/2008、FDA 21 CFR、EFSA Scientific Opinions、食品安全委員会評価書
分析: LivData独自クロスリファレンス。