二酸化チタン
最終更新: 2026年03月20日 | 出典: FFCR 令和7年8月版 / FDA 2026年2月版
Titanium Dioxide
EUが2022年に禁止、日本は認可継続
この添加物が含まれる食品
商品により使用の有無は異なります。成分表示を確認してください。
国別規制ステータス
二酸化チタン — 要点
記事・レポートでの引用にご利用ください。
- 二酸化チタン(Titanium Dioxide)は日本では認可されている食品添加物。主な用途は着色料。
- EU: 禁止、米国: 認可。
- 含まれる食品例: M&M's等のコーティングチョコ、ラムネ菓子、マシュマロ、ホワイトチョコレートなど。
- IARC(国際がん研究機関)分類: グループ2B(人に対して発がん性の可能性あり)。
- ADI(許容一日摂取量): 欧州食品安全機関はADI設定不可と判断(2021年)。
二酸化チタンは白色着色料として食品や医薬品に広く使われてきたが、EUは2022年にナノ粒子の遺伝毒性懸念を理由に食品への使用を全面禁止した。日本と米国では引き続き認可されている。
なぜ海外で禁止・規制されているのか
欧州食品安全機関は2021年の再評価で、二酸化チタンのナノ粒子が遺伝毒性(DNA損傷)を引き起こす可能性を排除できないと結論。「もはや食品添加物として安全とはみなせない」とし、2022年8月にEU全域で食品使用が禁止された。化粧品や医薬品への使用は継続されている。
健康上の懸念
ナノ粒子としての二酸化チタンが腸管バリアを通過し、DNA損傷を引き起こす可能性。動物実験では腸管への蓄積と炎症反応が確認されている。ただし、経口摂取による発がん性の直接的証拠はまだない。
日本の立場
食品安全委員会は2022年に「EUの評価結果を注視する」としつつ、「現時点で直ちに食品健康影響が生じるとは考えにくい」との見解。厚労省は使用基準の見直しを検討中だが、禁止措置は取られていない。
規制の経緯
二酸化チタンは本当に危険なのか?
ネット上には「危険」「安全」の両方の主張がありますが、ここでは公的機関の評価のみをまとめます。
IARCの分類は「発がん性の証拠の強さ」を示すもので、リスクの大きさではありません。グループ2Bには漬物やアロエベラも含まれます。
ADIはこの量以下なら毎日一生摂取しても健康に影響がないとされる基準値です。
研究で指摘されている懸念
ナノ粒子としての二酸化チタンが腸管バリアを通過し、DNA損傷を引き起こす可能性。動物実験では腸管への蓄積と炎症反応が確認されている。ただし、経口摂取による発がん性の直接的証拠はまだない。
結論: 科学的評価は各国の規制機関によって異なります。 EUは予防原則に基づき禁止していますが、日本の食品安全委員会は現時点で健康影響は低いと判断しています。 不安な場合は商品の原材料表示を確認し、避けることも一つの選択肢です。
二酸化チタンに関するよくある質問
二酸化チタンは安全ですか?
二酸化チタンは日本では食品添加物として認可されていますが、EUでは禁止されています。各国の規制基準は異なるため、一概に安全・危険とは言えません。
二酸化チタンはどんな食品に入っていますか?
二酸化チタンは主に着色料としてさまざまな加工食品に使用されています。商品の原材料表示で確認できます。
二酸化チタンを避けるにはどうすればいいですか?
二酸化チタンを避けたい場合は、商品の原材料表示を確認してください。「二酸化チタン」または同義の名称で記載されています。無添加や有機認証の製品を選ぶことも一つの方法です。
二酸化チタンが入っているお菓子は?
白色の着色料として、コーティングチョコ・ラムネ菓子・マシュマロ・ホワイトチョコ・ガム・ドラジェ・ミントタブレット等に使われています。メーカーや製品により使用の有無は異なりますので原材料表示を確認してください。
二酸化チタンが含まれる食品一覧は?
お菓子類(ラムネ・マシュマロ・チョコ)、ガム、ミントタブレット、ドラジェ、アイシング、一部のヨーグルトやクリームチーズに使用。食品以外では歯磨き粉・日焼け止め・医薬品にも使用。EUでは2022年に食品使用禁止。
出典: FFCR(令和7年8月25日版)、EU Regulation (EC) No 1333/2008、FDA 21 CFR、EFSA Scientific Opinions、食品安全委員会評価書
分析: LivData独自クロスリファレンス。