どの病気に、いくらかかっているのか
医科診療医療費34.5兆円の内訳。疾病分類別の医療費ランキングと、入院/外来の比率・65歳以上の占める割合。
疾病別 医療費ランキング(2023年度)
医科診療医療費。主要疾病分類別。入院/外来の内訳と65歳以上の比率を表示。
1 循環器系の疾患 62,834億円
2 新生物 51,994億円
3 筋骨格系及び結合組織の疾患 27,581億円
4 損傷,中毒及びその他の外因の影響 26,977億円
5 呼吸器系の疾患 25,979億円
6 腎尿路生殖器系の疾患 24,371億円
7 内分泌,栄養及び代謝疾患 22,293億円
8 精神及び行動の障害 19,511億円
9 消化器系の疾患 19,322億円
10 神経系の疾患 17,202億円
11 眼及び付属器の疾患 12,642億円
12 皮膚及び皮下組織の疾患 7,013億円
13 感染症及び寄生虫症 6,443億円
14 症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 5,255億円
15 特殊目的用コード 4,230億円
16 血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 3,659億円
17 先天奇形,変形及び染色体異常 2,191億円
18 妊娠,分娩及び産じょく 2,104億円
19 周産期に発生した病態 2,060億円
20 耳及び乳様突起の疾患 1,838億円
注目の疾病グループ
循環器系疾患
62,834億円心疾患・脳血管疾患・高血圧を含む。65歳以上が79.5%を占める。入院比率が高く、突発的に高額の医療費が発生するリスクがある。
循環器系の疾患_心疾患(高血圧性のものを除く)(再掲) 22,528億円循環器系の疾患_脳血管疾患(再掲) 18,168億円循環器系の疾患_高血圧性疾患(再掲) 17,027億円循環器系の疾患_心疾患(高血圧性のものを除く)(再掲)_虚血性心疾患(再掲) 6,706億円
がん(新生物)
51,994億円悪性新生物が大部分。65歳以上が67%。部位別では胃・大腸・肝・肺・乳房がん等がある。がん保険の対象疾病。
新生物_悪性新生物(再掲) 45,752億円新生物_悪性新生物(再掲)_結腸及び直腸の悪性新生物(再掲) 6,019億円新生物_悪性新生物(再掲)_気管,気管支及び肺の悪性新生物(再掲) 5,955億円新生物_悪性新生物(再掲)_乳房の悪性新生物(再掲) 4,445億円新生物_悪性新生物(再掲)_胃の悪性新生物(再掲) 3,158億円新生物_悪性新生物(再掲)_肝及び肝内胆管の悪性新生物(再掲) 1,609億円新生物_悪性新生物(再掲)_子宮の悪性新生物(再掲) 1,210億円
よくある質問
日本で最も医療費がかかる病気は何ですか?
日本で最も医療費がかかっている病気は循環器系の疾患です。2023年度の医科診療医療費において約6兆2,834億円を占め、心疾患や脳血管疾患などが含まれます。2位の新生物(がん)の約5兆1,994億円を大きく上回っており、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病の広がりが医療費全体を押し上げている要因のひとつと考えられます。
がんの治療費はいくらかかりますか?
2023年度の医科診療医療費において、新生物(がん)の医療費は約5兆1,994億円で、全疾患の中で2番目に高い金額です。がんは治療が長期にわたることが多く、手術・抗がん剤・放射線治療など複数の治療法を組み合わせるため、一人あたりの医療費も高額になりやすい傾向があります。
精神疾患の医療費はどのくらいですか?
2023年度の医科診療医療費において、精神疾患の医療費は約1兆9,511億円です。トップ5の疾患には入りませんが、依然として大きな金額を占めています。精神疾患は入院が長期化しやすい特徴があり、うつ病や認知症などの患者数の増加に伴い、今後も医療費の動向が注目される分野です。
出典: 厚生労働省「国民医療費」(2023年度)e-Stat
分析: LivData独自集計。医科診療医療費のうち傷病分類別データを使用。